生物と農業工学院

学院紹介

　1955年9月、元交通大学や、華中工学院、山東工学院の一部の教師と学生が新たに設立された長春自動車・トラック学院に集まり、中国最初の自動車・トラック学科を共同で開設した。専攻は自動車専門化と、トラック専門化、発動機専門化の3つであった。それと同時に、農業機械専門準備会が設立され、南京国立中央大学の崔引安準教授が先頭に立ち、長春で中国最初の農業機械設計と製造学科を建てた。

　1960年、農業機械学科とトラック学科が正式に大学院生を受け入れ始め、ソ連の「准博士モデル」に照らして大学院生の育成を進めていた。1981年、農業機械設計と製造（トラックを含む）学科に修士・博士学位授与権が与えられ、国内第一陣の修士プログラムと博士プログラムとなった。1988年8月、農業機械設計と製造（トラックを含む）学科は国家重点学科に評され、1989年2月、同学科のポストドクターアールモバイルステーション開設が批准された。現段階では、本学院の農業工学科及び食品科学と工学科には一級学科博士学位授与権があり、農林経済管理学科及び食品科学と工学科には一級学科修士学位授与権がある。

　本学院の教師陣は任露泉院士を中心とする学科リーダーチームと、博士指導教師及び中・青年博士を主体とする中堅チームからなっている。年齢層分布が合理的で、学歴レベルが高い。佟金教授は教育部「長江学者奨励計画」特別招聘教授と、国家傑出青年科学基金の受給者、国務院学位委員会学科評価グループのメンバーを兼ねている。韓志武教授も教育部「長江学者奨励計画」特別招聘教授であり、国家傑出青年科学基金を受給している。142名の教職員の中に、教師が93名いる。その内訳に、教授が37名で、準教授が34名である。また、博士指導教師が23名いる。

　本学院は農業機械化工学科を主要学科とし、学科学術チームの建設や、科学研究能力と水準の向上、試験研究条件の完備、人材育成能力と水準の向上、対外学術交流と協力の展開などの面において、目覚ましい成長を遂げている。1983年と1993年には国家発明賞三等賞を、2003年には国家科学技術進歩賞二等賞を、2006年と2013年には国家技術発明賞二等賞を、2005年と2009年には国家レベル教育成果賞二等賞を受賞した。

　1987年、本学院は学科リーダーであった張徳駿の積極的な推進とリーダーシップの下で、第一回国際農業システム工学会議を成功に開催し、1992年には国際地上車両システム学会第三回アジア太平洋会議を共同で主催し、2004年には国際地上車両システム学会第七回アジア太平洋会議を主催した。

　2004年から創刊された国際学術ジャーナル『生物工学学報』は、徐々に影響力が上昇し、2006年にはEIに収録され、2008年にはWeb　of　Scienceに入選した。インパクトファクターから見れば、2011年は1.032で、2012年は1.144に上った。

　現時点まで、本学院から卒業した学生は、学部生が8700名、修士が1200名、博士が300名以上である。今在籍している1140名の学生の中で、博士が139名、修士が232名、学部生が766名、外国からの留学生が3名、ポストドクターが12名である。

　本学院は誇りに思える歴史を持っている。先輩学者が学科と中国教育事業の発展のために全力を挙げた献身的な精神や、いつも国際科学技術の先端に立つ鋭い洞察力、絶えずに進歩を求め、イノベーションを追求し、厳格に学問を治める態度、後輩のために犠牲し、保留なく後輩を育てる高尚な品格は、終始変わらず我々を励ましていく。我々は「志を明らかにし、積極的に行動し、入念に耕作し、革新を図る」という院訓を貫き、農業を本とし、民生に注目し、得を以て人を育て、事業に勤しむ。社会のために、そして我々一人一人のために力を発揮していく。

学科紹介：

農業機械化とその自動化　学部生専攻

食品科学と工学　学部生専攻

パッケージングエンジニア　学部生専攻

生物工学（生物資源）　学部生専攻

食品品質と安全　学部生専攻

農業機械化工学　修士・博士専攻

農業生物環境とエネルギー工学　修士・博士専攻　

農業電化と自動化　修士・博士専攻

生物科学と工学　修士・博士専攻

食品科学と工学　修士・博士専攻

農林経済管理　修士専攻

発酵工学　修士専攻

科学研究状況

　本学院は国家重点学科の農業機械化工学や、新興学際的学科の生物科学と工学などの分野において、ハイレベルの科学研究成果を数多く出しており、国家レベルの重要科学研究プロジェクトも進めている。

　①材料の微小力学特性の原位置試験器具の研究開発と応用（国家重大科学器具設備開発特定プロジェクト）　首席専門家：任露泉

　②国家潜在的な石油・ガス資源（油母頁岩踏査の開発と利用）　（教育部産業・学術・研究・応用協力革新プロジェクト）　首席専門家：任露泉

　③模拟月壤研制及XX（探月II期），首席专家：李建桥

　④月面土壌の研究製造及びXX（中国月探査プログラム第二期）　首席専門家：李建橋

　⑤玉米种植机械关键技术和装备研制与示范（“十二五”国家科技支撑计划），首席专家：贾洪雷

　⑥トウモロコシ栽培機械のキー技術と機械の開発と模範展示（「第十二次五か年計画」国家科学技術サポート計画）　首席専門家：賈洪雷

一、国際学術会議プラットフォーム

　国際生物工学学会

二、国際名門校と協力して設立した研究機関

　吉林大学―ノッティンガム大学中英連合実験室

三、英語イマージョンプログラムと課程リスト

1. Particle Science and Technology

2. Advanced Instrumentation and Control Systems for Biological Applications

連絡先

ホームページ：http://cbae.jlu.edu.cn　

電話番号：86-431-85095253

 メールアドレス：cbae@jlu.edu.cn

ファックス：86-431-85095253