化学学院
学院紹介
吉林大学科学学院の前身は吉林大学化学学科であり、古い世代の化学者蔡镏生先生(中国科学院会員)、唐敖慶先生(中国科学院会員)、関実之教授、陶慰孫教授によって、1952年に創立された。2000年6月に、元の吉林大学、吉林工業大学、白求恩医科大学、長春科学技術大学、長春郵電学院と合併して新たな吉林大学として発足した。また、2001年5月に、以上の5校の元化学学科からの教職員、学生が化学学院の主体となった。
現在、化学学院は教職員359名が集まっており、そのうち、中国科学院会員4名、教授139名(博士指導教師115名)、准教授101名であり、本科生1154名、大学院生1242名という構成である。
化学学院は量子科学計算と高分子統計理論、多孔質結晶の定方向合成と分子工学研究、無機機能材料の水熱合成化学、超分子構造と材料研究、スペシャルエンジニアリング・ プラスチック等の分野における研究は顕著な特徴とイノベーションを有し、国内外に大きな影響を与えている。近年、発表する学術論文は増えてきており、論文のレベルも上がりつつあり、科学研究の成果が実用への転化において目覚ましい成績を遂げ、科学機械の量産と科学技術成果の国際的輸出を実現した。
化学学院は国際交流と国際提携と積極的に推し進めてきた。ここ数年、69%以上の本科卒業生は推薦入学でまたは入学試験で国内外の大学院に進学し、研究を深める。また、数多くの著名な教授は国際学術会議に主題演説の招待をもらい、様々な国際学術雑誌及び国際学術機構で役員を務め、多くの国際学術会議の主催も成功させた。化学学院はアメリカ、イギリス、ドイツ、カナダ、スペイン、日本、フランス、韓国などの国々、また中国香港、台湾、マカオなどの地域の一流大学と絶えず幅広い交流と協力関係を保ち続けている。
専攻
一、学部
化学
高分子材料とエンジニアリング
材料化学
応用化学
化学工学と技術
二、大学院
無機化学
分析化学
有機化学
物理化学
高分子化学と物理
応用化学
化学工学
化学研究状況
一、設備機器(大型設備機器)
化学学院には目下30万元を超える大型設備機器180台があり、集束イオンビーム、パルスレーザー堆積システム、分子線エピタクシー、X線光電子分光器、物理特性測定装置(PPMS)などが含まれる
二、研究センター及び研究拠点
無機合成と調製化学国家重点実験室
超分子構造と材料国家重点実験室
スペシャルエンジニアリング・ プラスチック教育部ポロジェクト研究センター
マイクロ構築化学国際協力連合実験室
高性能ポリマー合成技術国家と地方連合プロジェクト実験室
三、重点化学研究プロジェクト及びリーダー
化学学院は国家レベルの研究プロジェクトを160余り、省レベルの研究プロジェクトを130余りを担当し、そのうち、国際協力プロジェクトは6つもあり、相手国はアメリカとスペインなどである。学院は毎年約一億元の科学研究経費を獲得し、以下のように、総費用が500万元を超えたプロジェクトのみの情報を公開する。
①マイクロ分子制御と組立の原理及び装置に関する研究(国家自然科学基金委員会重点科学研究と設備機器製造特別プロジェクト)。リーダーは憑守華である。
②ダイナミック燃焼場ラマンスペクトル多次元診断システム(国家自然科学基金委員会重点科学研究と設備機器製造特別プロジェクト)。リーダーは趙氷である。
③超分子システムの組立と機能(教育部「大学学科イノベーション計画」)。リーダーは楊柏である。
④無機ナノホール材料科学と技術イノベーション拠点(教育部「大学学科イノベーション計画」)。リーダーは裘式綸である。
学院の国際協力と交流におけるスポットライト
①中国教育部の許可を得た上、吉林大学マイクロ構築化学国際協力連合実験室を築きた。この実験室は吉林大学をもとに、フランスのストラスブール大学、アメリカのラトガース大学、カナダのウォータールー大学等の国外のハイレベルの科学研究機構と力を合わせ、重要な国際協力研究とイノベーションの人材育成基地の構築に取り組んできている。(2014年)
②吉林大学、吉林大学化学学院、超分子構造と材料国家重点実験室はフランスのストラスブール大学と連合実験室を共催することに関する協定である。(2014年)
③吉林大学化学学院はオランダのフローニンゲン大学数学・自然科学学院と結んだ化学・デュアル学士学位ポロジェクト協定である。(2014年)
④吉林大学化学学院はスペインのバレンシア理工大学と長期的協力関係を構築し、吉林大学JLU-UPV多孔質材料分子工学国際連合実験室を創設した。(2009年)
学院の英文サイトリンクをご参照
http://chem.jlu.edu.cn/en2